直流平滑リアクタはコンバータの直流側に設置され、その電流には直流成分と交流成分が含まれています。主な機能は、重畳された交流リップルを所定の範囲内に制限することです。また、並列インバータの直流側結合にも使用され、不連続上限値を低減し、ループ内の循環電流を抑制します。
さらに、リアクタは高速DCスイッチの故障遮断時に電流上昇率を制限するのに役立ち、システム保護を確保します。また、DCリンクの平滑化のため、電流源形および電圧源形インバータの両方で広く使用されており、整流電源においてもリップルを除去し、出力性能を安定させるために利用されています。
I. 概要
DC平滑リアクトルはコンバータの直流側に使用され、リアクトルに流れる電流は交流成分を含む直流です。その機能は、直流電流に重畳する交流成分を所定の値以内に制限することです。また、並列接続されたインバータの直流側での結合用途にも使用され、ループ内の循環電流を抑制します。さらに、直流高速スイッチの故障遮断時の電流上昇率の抑制や、電流源形および電圧源形インバータの中間回路における直流の平滑化にも用いられます。加えて、リップル抑制のための整流電源にも応用可能です。
製品の特徴:
DC平滑リアクトルは主に回路において電力品質を改善し、力率を向上させるために使用されます。当工場で製造されるリアクトルは、精密加工された冷間圧延珪素鋼板を使用しており、主に鉄心と巻線で構成されています。鉄心は一般的に二柱式構造を採用し、磁気飽和を防ぐために絶縁板で隔てられた複数の珪素鋼板を積層して形成されています。ヨーク部は方形ヨークであり、組立後に張力ボルトでしっかりと圧縮されることで、騒音を低減します。本製品は乾式・自己冷却方式で、絶縁クラスはB級およびF級の2種類があります。小型で、温度上昇が低く、低騒音という特徴があります。
II. 型式表記

III. 技術性能諸元
1、定格使用電圧:DC 500V – DC 1000V
2、絶縁耐力:鉄心から巻線間は3000VAC/50Hz/10mA/10秒の耐圧試験において、フラッシュオーバーまたは絶縁破壊が発生しないこと
3、絶縁抵抗:鉄心から巻線間 1000VDCにて≥100MΩ
4、騒音レベル:60dB未満(リアクタから水平方向1メートルの位置で測定)
5、規格適合:
IEC289:1987 リアクタ
GB10229-88 リアクタ(IEC289:1987と同等)
JB9644-1999 半導体電動駆動用リアクタ
IV. 動作条件
1、周囲温度範囲:-25℃~+45℃;相対湿度 ≤90%。
2、有害ガス、可燃性または爆発性物質がないこと。
3、周囲環境は通気が良好であること。室内に設置する場合、
4、キャビネット内に設置する場合は、換気装置を追加すること。
V. 設置寸法図

VI. 製品仕様、モデルおよび寸法表
